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販路開拓支援事業


このシステムは別名「セールスレップ」とも言われ、日本でも近年、メーカーと販売先とを結ぶ橋渡し役のコーディネーターとして注目される存在となっています。特に、中小企業やベンチャー企業においては、優秀な営業マンを育てる資源が無い、販売ルート先を開拓できるノウハウが無いなどの理由で、優良な商材・商品が埋もれていることが多く、販売員を社員として雇用、教育するだけの余裕をもたない中小・ベンチャー企業にとって、営業機会拡大のコーディネーター役として期待されています。

セールスレップは一般の販売代理店とは違って、製品を仕入れて販売して利益を得るのではなく、商品を紹介し、契約成立後、成約にいたった段階でメーカー(販売元)から販売手数料を受け取ります。セールスレップを使った販売システムでは、メーカーが直接顧客に対して販売する仕組みです。東京商工会議所「平成20年中小企業の経営課題に関するアンケート」では、中小企業が今後重視する経営課題のうち、「人材確保・育成」についで「マーケティング・販路開拓」という結果として現れています。

日本では、これまで卸売業や問屋が介在する多段階の流通システムや、わが国独特の商習慣により、セールスレップのように「メーカーが顧客に直接販売するような仕組み」はとられてきませんでした。また従来型の「代理店」では、決まったメーカーや企業の商材しか扱わない営業形態でした。これに対してセールスレップは、自らの選択眼でセレクトした競合しないメーカーの複数の商材を扱い、しっかりとした商材の専門知識、企業・団体の販売ルート先を持ち、販売代行を行うという特徴があります。

日本型セールスレップでは、メーカーの商材をよく理解し、あくまでも顧客の立場に立って、顧客に満足される商材を提供することがその役割です。すでに存在する商材をただ切り売りするのではなく、顧客の状況にあった形で用途開発を行ったり、商材を一部バージョンアップするなどの変更を加えて提供したりする姿勢が、セールスレップの真髄だと言えるでしょう。

この販路開拓支援システム(セールスレップ)は、日本でも少しずつ認知され始めてきました。セールスレップは、特に豊富な人脈や営業経験を有する団塊の世代の退職者や技術者層にとっては、経験・体験を活かせる分野であり、一方商材をもつ中小企業やベンチャー企業にとっては営業力や販売力の弱さをカバーしてくれる存在と言えます。


 

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